内容説明
音楽のこと、家族のこと、ブリュッセルのこと…世界で活躍するヴァイオリニストが綴る、音楽人生“思いっきり歌って”。堀米ゆず子、初の書き下ろしエッセイ。
目次
1 演奏活動、開始!
2 ソリストのコドク
3 作曲家と私
4 ブリュッセルの森の戸口から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
1
エッセイ。音楽というものについて考えさせてくれる。/小澤征爾さんは、「音楽会は、全て成功していかないとダメだ」。江藤先生は、「全てうまく弾くのは無理。一つだけ、その日の目標を決めて、全力投球することだ」と、おっしゃいます。(P.45)/教師から生徒が教わる、という関係だって、やはり先生の言葉を自分の言葉として納得してそれから表現してみる、という“翻訳”が必要なわけで、それができるかできないかで、「ただのまね」か「本物」かの違いになるのではないのでしょうか。(P.197)。 2015/11/09