Books in form special<br> 情報の歴史―象形文字から人工知能まで (増補)

Books in form special
情報の歴史―象形文字から人工知能まで (増補)

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  • サイズ B5判/ページ数 449p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784871884433
  • NDC分類 203.2
  • Cコード C0000

内容説明

時代を結び、情報をつなぎ、歴史を編集する前代未聞の情報文化史大年表。世界と日本が一緒に読める。

目次

1 情報の記録―われわれはどのように情報を記録し、伝達しはじめたのか BC6000以前~BC600
2 情報の分岐―経典と写本と図書館が、古代世界のデータベースを準備する BC600~999
3 情報と物語―航海術と印刷術は、情報文化の表現を多様に変えていく 1000~1599
4 技術と情報―産業革命が社会と技術を近づけ、人々の世界観を変質させる 1600~1839
5 情報の拡大―資本と労働が対立し、世界は激しい情報の多様化をおこす 1840~1899
6 戦争と情報―宗教は後退し、資本の矛盾が情報文化に辛い試練を迫る 1900~1939
7 情報の文化―環境危機をかかえたグローバル・コミュニケーションの時代へ 1940~1989

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

8
人類が誕生するはるか前から、1995年までの情報の歴史。現代から遡ってみたらどうだろうと、1995年から7000万年前まで巻末からトラベルをはじめた。遡りの歴史は面白い?世界史と日本史が混じっているし、科学や医学や文学や医学など横串で見たほうが楽しい。人間の脳は因果関係やストーリーが好きなので、遡りだと詳細の理解が難しいかもしれない。テストで暗記を求めない趣味なら、遡りの歴史のほうがワクワクできる。IT革命は、1994年からなので、2018まで増補してくれないかな。2018/08/31

非日常口

7
歴史とは類比を引き出す本棚のようである。棚のボックス1つ1つにどのようなテーマを載せるのか、章タイトル、コラムタイトル、出来事タイトル、本のタイトル、人物のタイトル・・・と様々に交錯する点と点が躍動するときがある。これを使いこなせるようになるにはまだまだかかりそうだが、きっと力がつくほどにこの本から見つけ出せるモノが増えるはずだ。とりあえず、章・コラムのタイトルだけパソコンに取り込んでみたが、まとめかたがやはりすごいの一言。311が起きたことを考えるとさらなる増補を期待してしまう。2013/10/09

Miyoshi Hirotaka

6
世界史を俯瞰すると、仏教が西進しなかったのはなぜか?キリスト教が日本まで到達するのに1500年もかかったのはなぜか?それよりも早くイスラム教が北上しなかったのはなぜか?などの疑問が湧いてくる。国民や市民の形成は啓蒙思想以降なので、歴史を国や民族という視点で見ることが正しいとは限らない。生物が遺伝子に支配されているように、言葉や文字の発明以来、人間は情報に支配されている。現代がコミュニケーションとネットワークのピークではない。これからの100年には、想像もつかない新しい展望が待っている。2013/01/26

ULTRA LUCKY SEVEN

5
凄い編集視点。ネットにこういう情報がある?2013/04/09

roughfractus02

4
BC70000年以前から1995年までを7つのダイアグラムに分け、地球上の出来事を5つのテーマ系で縦割りして図表化した全編オールカラーの紙製サーチ・エンジン。交通・流通を単位とし、重大事件は見出しを大きいフォントで、さらに色ごとにグルーピングされている。見開き左は時代を2行で要約、右は時代を特徴づける証言が載り、右脳と左脳で情報処理が可能だ。歴史を情報で繋げると、現在に近づくほど情報が大量になってページ数が増え、それとは逆に、情報伝達速度は加速して連携が密になり、危機が次の危機を呼ぶ頻度も高くなるようだ。2017/02/21

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