PHP文庫<br> 論語の「愛」に目覚めた日本人 儒教を「権力」の道具にした中国人

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PHP文庫
論語の「愛」に目覚めた日本人 儒教を「権力」の道具にした中国人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569902241
  • NDC分類 123.83
  • Cコード C0121

出版社内容情報

論語はすなわち儒教のことである――このことは、日本人の多くにとっての「常識」であろう。
ところが、実はそうではない。子供のころ、祖父の摩訶不思議な「教え」から『論語』に接した著者は、学生時代に儒教の持つ残酷な側面を知り、強い葛藤を抱く。のちに中国思想史の分析を重ねた果てに著者がたどり着いた答えは、なんと「論語は儒教ではない」というものだった。
すなわち、『論語』がわれわれの人生にとって有意義な「善」の書であるのに対し、朱子学と礼教を含めた「儒教」は結局、政治権力の正当化と人間性の抑圧を本領とする「悪の教学」であり、両者はまったく別物であるというのである。
この論語と儒教イデオロギーとの差が、日本人と、中国人・韓国人の道徳格差にもつながっていると著者は見る。
最終章では、孔子の言葉を紹介し、『論語』の活かし方にも触れる。
『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』を改題。

内容説明

世界が称賛する日本人の振る舞いは、孔子の教えそのものだ!『論語』は「善」の書、儒教は「悪の教学」であることを解き明かす!

目次

序章 私の『論語』体験と、私が見た「儒教の残酷さ」
第1章 定説や通念を覆す―孔子とは何者か、『論語』とは何か
第2章 御用教学・儒教の成立と悪用される孔子
第3章 朱子学の誕生と儒教原理主義の悲劇
第4章 朱子学を捨て、『論語』に「愛」を求めた日本
最終章 『論語』はこう読もう

著者等紹介

石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒業。四川大学哲学部講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。2007年、日本に帰化する。著書に『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書、第23回山本七平賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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るい

2
私はもともと「論語」と「儒教」は異なるものだと思っていたが、筆者の述べようとすることがどういうことなのかよくわかった。昔の風習は、今考えると残虐で悍ましいものが多い。その辺の印象が強かった。2022/08/12

Go Extreme

1
私の『論語』体験と私が見た「儒教の残酷さ」:デュルケームと「礼の用は和を貴しとせず」 論語と儒教は全く別々 定説や通念を覆す―孔子とは何者か『論語』とは何か: 波乱万丈の孔子の生涯 人生の達人の融通無碍の境地 御用教学・儒教の成立と悪用される孔子: 王道と礼治 古き良き時代の政治理念の悪用 朱子学の誕生と儒教原理主義の悲劇: 心の救済への渇望と仏教の勢力拡大朱子学・性即離説 朱子学を捨て、『論語』に「愛」を求めた日本: 論語との矛盾に気付いた伊藤仁斎 『論語』はこう読もう: 君子不器 自分の信ずる道を歩む2022/07/17

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