拍手は幕が下りてから

拍手は幕が下りてから

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784871880657
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0036

内容説明

舞台芸術の最高峰―歌舞伎で、6歳の初舞台から70年。人間国宝といわれるまでに芸を磨き抜く。数々のエピソードを織りまぜて、独自の芸術論、人材養成論、人生観を語りかける。人間国宝・梅幸さんのすべて。

目次

1章 女形70年の歌舞伎人生
2章 間と息のつめが芸の極意
3章 伝統ある芸風と人材養成
4章 歌舞伎の見どころ
5章 世界各地で愛される
6 菊五郎劇団40周年を迎えて
補章 父・梅幸から学んだこと(尾上菊五郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クリイロエビチャ

1
当代菊五郎の父。自伝というより芸談というより「歌舞伎にかける思い」を語った本だった。そのせいか、非常に厳しいダメが続く。今までも何冊か歌舞伎役者による聞き書きを読んできたけど、大道具さんや裏方さんへまで強くダメを出していたのはこの人が初めて。料理屋に行ったらどんな器を使っているか、料亭ならどうか。きちんと観察して芝居に活かせと。六代目菊五郎亡き後、菊五郎劇団をレベルを保ったまま存続させるために、相当な苦労と努力をしたんだろう。おかげで先日の「蘭平物狂」でも素晴らしい立ち回りを観ることができた。2014/07/05

左近

0
この本が出版されたのは1989年。七代目:尾上梅幸は六代目:尾上菊五郎の養子で、七代目:尾上菊五郎の父。若くして菊五郎劇団の座頭格を務め、女形の第一人者として、人間国宝にもなった。我が子に菊五郎の名跡を継がせるため、敵を作らないよう、慎重に役者生活を送っていたとされる梅幸の、芸談&回想。最後に、息子の現:菊五郎の言葉も収録している。化粧なしの顔だと親子は似ていないが、弁天小僧の扮装をすると、血のつながりを感じる。そう言えば、六代目:菊五郎の女形写真は、孫の十八代目:中村勘三郎にそっくりだった…2013/10/03

rinrinkimkim

0
菊五郎の色気を読んでいてこちらを読まないと話がつながらん!とあわてて拝読しました。血のつながりのないままに6代目の後を継ぐことになった事、またそののちに実子が生まれた事、今の7代目のために用意周到に目立たぬように舞台人として過ごされた梅幸丈の人生が書かれてます2012/07/19

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