内容説明
PTAをよりよい組織に変えていくために。PTAもアップデートの時代!あなたはPTAと聞いてどんなイメージが浮かびますか?
目次
第1章 PTAのキホン(失敗しないPTA改革/加藤さえ子;奈良市PTAはガラパゴス?/岡田由美子;「PTAの入退会自由に関する請願書」と暑名活動について/とまて;人間力アップ!やりたい人・やりたくない人どちらにとっても心地よいPTAを目指して/鈴木理恵)
第2章 ここを変えようPTA(PTAを外から適正化する/竹内幸枝;保護者・市民として教育委員会と対話~学校とPTAを変えるきっかけに~/KK;「これからのPTA」にアップデート/下方丈司)
著者等紹介
石原慎子[イシハラチカコ]
1970年生まれ。筑波大学芸術専門学群構成コース卒。PTA研究家。2012年5月「PTAの入退会自由に関する請願書」を内閣府に提出。他に、生協でPTAワークショップを企画開催。2018年4月NHKニュースシブ5時「PTA女子会」出演。2019年5月には新聞記者有志主催の「PTAフォーラム~取り戻そう、自分たちの手に~」にパネリストとして登壇。猫紫紺(Nekoshikon)の名で、Wikipedia(PTA)編集やネット上で活動。2021年6月、癌により逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetsubun1000mg
9
PTAについて専修大学の政治学教授が、自分がPTA会長になって中からの改革を進めた経緯を書いた本が興味深かったので選んでみる。 内容は戦前から戦後のPTA創成期の歴史から始まる。 かなり硬派で真面目な本だった。 子供が小学校、中学校の頃のPTAの話は家族から聞いていたが、子供を人質に取ったブラック組織の記憶があった。 この本はPTAを中からではなく教育委員会と文部科学省の役人を引っ張り出して正攻法で攻めていった記録のようだ。 まずPTAは強制ではなく未加入、脱退自由な団体であることを広めていったという。2023/09/23
ぐみ
1
PTAを改革するにあたって。ソフト(気持ち)面の改革が必要。無理にやる必要はないこと、情報をきちんと開示して自ら選んでもらうこと、前年踏襲ではなく新しいことにチャレンジして良いこと。ハード面では、一つ一つの活動の精査(活動が始まった経緯やここまでの流れなども詳しく。)ホームページなどを使用し活動をみえる化すること。2023/10/13