内容説明
教育とはなにか?もうひとつの学校文化。1990年代、地方都市の底辺校に生きた、女版「ハマータウンの野郎ども」の世界。彼女たちは学校が好きだった。勉強が嫌いであり、成績は振るわず、素行も悪い。にもかかわらず、彼女たちは学校を休むことを知らなかった。「従順な身体」を捨てた少女たちの生き様。
目次
序章 女性のライフステージ
第1章 女子高校生という存在
第2章 管理教育の行方
第3章 「自由」という苦悩
第4章 めぐみとミユキ
第5章 「ふつう」の女子高生たち
第6章 結婚はしません
終章 信念変更の物語
著者等紹介
梶原公子[カジワラキミコ]
1950年生まれ。静岡県立静岡女子大学卒。高校家庭科教員として20年あまり勤務。退職後、立教大学大学院で社会学修士、聖徳大学大学院で栄養学博士。のち管理栄養士資格を取得。社会臨床学会運営委員などを経て、若者のひきこもり、女性の労働問題等をテーマに取材執筆活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CBF
1
(★★☆☆☆) 1990年代、地方都市の底辺校に生きた、女版「ハマータウンの野郎ども」の世界。成績は振るわず素行も悪い。「従順な身体」を捨てた少女たちの生き様ー。 女子校の元教師が、40代になった元生徒達の半生を聞き取って纏めた本。フェミニスト的な観点を持つ著者の管理教育への疑問には心から共感できた。一方で、聞き書き部分は登場する元生徒が多い分、内容が薄く感じた。 『もっとも教養が低いといわれ、もっとも虐げられた底辺校の「女版野郎ども」に、私は精神のもっとも緻密で豊かな感情、まごころのあることを知った。』2023/08/13
TOMTOM
1
言葉の定義がずっと引っかかっているし、時代が時代だから、昭和の匂いがすごい、ジェンダー問題に厳しい人からするとアウトな内容が多い。なんだかなあ。2023/05/27
あつこ
0
途中離脱2023/07/20