内容説明
本書は、１９８５年８月から１１月まで展開された、ＩＢＭ ＪＸネットワークモニター企画のモニターたちの体験をもとに編集されている。コミュニケーションのニューメディアとして注目を集めているパソコン通信は、ますます盛んになりつつある。ビジネス・ユースとしてのデータベースもさることながら、電話のように、あるいは手紙のように軽い感覚で楽しむ人たちが増えているのだ。そうしたライト感覚のコミュニケーションは、時代の要請なのかもしれない。「パソコン通信」という言葉が流布されても、実際に通信を行っている人は少ない。パソコン通信に興味を抱く人たちにとっては、パソコン通信の現実と現場はどんなものなのか、知りたいと思うだろう。本書は、パソコン通信のパイオニア的モニターたちの体験を通して、パソコン通信の未来的な可能性とそのありかたを提起する。
目次
かくして、モニターたちは動き出した
パソコン通信で国際会議に参加！
ネットの怪人、登場す
Ｔコードでつっぱしれ！
みちるとよしこのセンチメンタル・ジャーニー
わたしたちのコミュニケーション
掟破りのゲーム狂
フォークダンスとパソコン通信
流星観測ネットワークをめざして
レッツ・ログイン！ネットワークインフォメーション
