目次
第1章 自尊感情とは何か(Q&A1 学生です。保育実習に行きましたが、他の人と比べてうまく立ち回ることができず、落ち込んでいます。;Q&A2 20代の保育士です。これまで学校の勉強も仕事も精一杯頑張ってきました。;解説 1「すごい自分」と「ありのままの自分」のバランス;2「共有体験」で育む心;共有体験で自尊感情を強くする;エッセイ)
第2章 子どもの自己肯定感を育てるには(Q&A3 幼稚園教諭です。受け持ちの子の中に、「よくできたね」と褒めるたびに困った顔をする子がいて気になります。;Q&A4 6歳児の父親です。休日にテレビでウクライナ侵攻のニュースを見ていたら、子どもが怖がりました。;解説 1子どもの自己肯定感を育てる共有体験;褒めるだけじや駄目;基本的信頼と無条件の愛;子どもとの共有体験;子どもにどのように接し、どのように育てるか;不安なできごとを目にした時は;エッセイ)
第3章 いのちの体験と「棚上げ」(Q&A5 4歳の男の子の母親です。子どもが外遊びをしている時に平気で虫を殺すのが心配です。;Q&A6 女の子の祖母です。最近、子どもが見ている漫画やアニメが、首をはねるなど露骨な表現が多く、残酷です。;解説 1「いのちの教育」とは;2いのちの理解と発達;「3いのちの教育」と棚上げについて;エッセイ)
第4章 大人の自尊感情を育てる(Q&A7 保育士として働き始めて3年になります。何年経っても仕事に自信が持てません。;Q&A8 保育実習中の学生です。実習先が、いわゆる「不適切な保育」をしているところを見かけました。;解説 1共有体験の本質;2もし自尊感情を持てなかったら;3共有体験の大事さ;4「すごい自分」ばかりに価値が置かれる現代;5大人も自尊感情を補える;エッセイ)
著者等紹介
近藤卓[コンドウタク]
1948年生まれ。日本ウェルネススポーツ大学教授。専門は、健康教育学、臨床心理学。高校教師10年の後、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。中学校・高等学校のスクールカウンセラー、青少年のグループ・セラピーなどの実践の後、大学講師、ロンドン大学研究員、東海大学教授、山陽学園大学教授などを経て現職。臨床心理士、学術博士。日本いのちの教育学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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