内容説明
福祉サービスの供給主体は多元化されることになったが、社会福祉法人には固有の使命・目的・機能があるはずである。その存在意義(アイデンティティ)を明確にしながら、これからの福祉マネジメントのあり方を新たに構築していかなければならない。その作業は、前例(モデル)のない創造的な活動である。マネジメントに正解はない。適切な状況診断に基づき、既定の枠組みにとらわれない柔軟な発想でいかに適合的な解決方策を構築するかが課題である。轍の前に道はない。理想とされるモデルは自ら創造的に構築していかなければならないものである。
目次
第1部 マネジメントの基本コンセプト(新しいマネジメントを構想する;戦略思考のマネジメントを推進する;業務標準を徹底し、効率化を推進する;日常の問題解決を徹底する;会議・ミーティングを効果的に運営する ほか)
第2部 実践ケーススタディ『新任施設長の12カ月』(経営の近代化をめざして;戦略的な事業計画の推進;業務マニュアルの策定;特異な業務運営の実態;全員が集まれない ほか)
著者等紹介
宮崎民雄[ミヤザキタミオ]
法政大学法学部法律学科卒業後、産業教育関係の出版社編集長を経て、エイデル研究所設立に参画。現在、エイデル研究所代表取締役所長、日本OJT研究センター常任理事。企業の人材育成及び人事管理制度等に関するコンサルタント。社会福祉分野では、福祉人材の養成研修に関する各種委員会に参画。全社協および各都道府県社協の研修講師としても活躍
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