内容説明
臨教審と、サッチャー政府の教育政策はきわめて似ている。教育機会の障害、個人の教育への権利と可能性、産業界からの要請、生徒達の分割政策他、イギリス教育学界の泰斗と、日本の代表的教育学者による、民主的教育改革への提言。
目次
第1部 イギリスの教育改革の現段階(今日のイギリス教育の諸問題と展望;「すべての者のための中等教育」の歴史的回顧;1944年教育法―その意義と限界;今日の英国における教育改革について;21世紀へ向けての新しい教育の展望;教育史と教育科学における研究の動向―イギリスを中心に)
第2部 現代教育改革―イギリスと日本(現代社会と教育改革のイデオロギー;現代イギリスの教育政策;高校制度民主的改革の原理;“Half Way There,1970”とB・サイモン先生;コンプリヘンシヴ・スクールからターシャリィ・カレッジへ―英国1自治体の教育改革)