内容説明
“反緊縮”を左派に取り戻せ!地域帝国主義化へ進む資本主義を体制変革するため、「脱成長」の限界をも乗り越え、アソシエーションと政治変革を軸にミクロ・マクロ、短期・長期に展望。
目次
第1部 反緊縮社会主義論序説(社会的連関が個々人のコントロールを離れる「疎外」;生産手段蓄積の社会的コントロールこそ要諦;ミクロとマクロからの社会主義的変革の二契機―リスク・決定・責任とマルクスの自由論;反緊縮経済政策理論の体制変革展望;「資本制=物象の支配」を変革するためのものとしての民主主義)
第2部 21世紀の『帝国主義論』(21世紀の『帝国主義論』;「国内産業淘汰/海外進出」路線の先の帝国;ウクライナ侵攻の帝国主義的背景としての穀物資本進出争い;ガザ虐殺の経済的背景)
著者等紹介
松尾匡[マツオタダス]
1964年石川県に生まれる。1987年金沢大学経済学部卒業。1992年、神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。経済学博士。久留米大学経済学部教授を経て、2008年立命館大学経済学部教授。現代社会が抱える現実的な問題に強くコミットしつつ、高度な理論性を備えた実力は学界のみならず、近年メディアでも注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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