内容説明
あくなき利潤追求で地球環境問題を生み出し、人類文明の危機にある資本主義。これを乗り超え、疎外から解放された共同社会へ。マルクスの哲学を批判的に継承し、社会主義の可能性を探る。
目次
第1章 今なぜ社会主義なのか
第2章 社会主義をどう位置付けるか
第3章 マルクス以前の社会主義思潮
第4章 マルクスの社会主義思想
第5章 レーニンからスターリンへ
第6章 ソ連とは何だったのか
第7章 旧ユーゴスラヴィアの教訓
第8章 中国をどう見るか
第9章 モリスとオルタナティヴ社会主義
第10章 環境の世紀におけるマルクス
著者等紹介
田上孝一[タガミコウイチ]
1967年東京生まれ。社会主義理論学会事務局長、立正大学人文科学研究所研究員、日本文藝家協会会員。哲学・倫理学専攻。1989年法政大学文学部哲学科卒業、1991年立正大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了、2000年博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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