内容説明
台湾有事は2027年までに起きる?米中が軍事衝突すれば日本が攻撃対象になり、沖縄が「捨て石」にされる!「敵基地攻撃能力の保有」で「専守防衛」を投げ捨て「新しい戦前」に向かう岸田政権の危険性を問う。
目次
第1章 台湾有事に備えて
第2章 安全保障政策の抜本的改定
第3章 防衛費対GDP比2%の正体
第4章 安倍政治を継承する岸田首相
第5章 ウクライナ戦争と日本
第6章 日本がたどる道
著者等紹介
半田滋[ハンダシゲル]
1955年栃木県宇都宮市生まれ。防衛ジャーナリスト。元東京新聞論説兼編集委員。獨協大学非常勤講師。法政大学兼任講師。海上保安庁政策アドバイザー。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社、東京新聞編集局社会部記者を経て、2007年8月より編集委員。11年1月より論説委員兼務。1993年防衛庁防衛研究所特別課程修了。92年より防衛庁取材を担当し、米国、ロシア、韓国、カンボジア、イラクなど海外取材の経験豊富。防衛政策や自衛隊、米軍の活動について、新聞や月刊誌に論考を多数発表している。2004年、中国が東シナ海の日中中間線付近に建設を開始した春暁ガス田群をスクープした。07年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうろう
1
2010年代以降の安倍、岸田らの施政の酷さを炙り出す好著。大袈裟でなく腑が煮えくりかえるわい!野党やメディアは何してんねん、と叫びたい。が、俺達国民一人一人が現状をしっかりと理解し賢く向き合うべきなんだよな。この本は心底皆に薦めたい。日本は本来巻き込まれる必要がない危機に巻き込まれようとしていることがよくわかった。国葬なんか安倍には必要なかったと強く再認識。安倍ほどは毛嫌いしてなかったが、名ばかり宏池会の岸田にも裏切られた思い。P90予算不足で手つかずだった離島の港湾整備が軍事利用を理由に一気に進む。嗚呼2025/03/31