内容説明
生誕130年の今も生命力あるグラムシの思想。その基底にある市民社会論を軸に『獄中ノート』を読み解き、現代のラディカル・デモクラシーの展開へ架橋する。
目次
第1章 グラムシ「未完の市民社会論」
第2章 グラムシ研究の争点―「市民社会論」を中心に
第3章 市民社会論の系譜
第4章 ヘゲモニー論
第5章 知識人論
第6章 陣地戦論の形成と展開
第7章 受動的革命論
第8章 サバルタン(従属的社会集団)論
第9章 C・ムフの「左派ポピュリズム」論とグラムシ
著者等紹介
松田博[マツダヒロシ]
1942年生まれ。現職、立命館大学名誉教授、国際グラムシ学会(IGS)会員、(財)グラムシ研究所(ローマ)研究委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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