内容説明
コロナ禍で露わになった無責任な政治の根源を探るための必読書。没後25年の丸山眞男の思想的営為を、今日的に分かりやすく読み解く。
目次
第1部 丸山眞男入門「開かれた社会」への政治思想(丸山眞男を少しだけ 「超国家主義の論理と心理」とその後;丸山眞男をもう少し 「開国」論から「古層=執拗低音」論へ;丸山眞男をあと少し 「古層」を突き抜け「もうひとつの主体」へ)
第2部 丸山眞男の作品で現代を読み解く(無責任、無計画、不合理―『軍国支配者の精神形態』;なぜ政治は変わらないのか?―『政治的無関心』;陰謀論はなぜ流行るのか?―『政治的判断』;戦後日本の思考停止の起源―『忠誠と反逆』;政治との関わりで最も重要なこととは何か?―『現代における人間と政治』;これからの時代を見定めるための3つのキーワード―『現代文明と政治の動向』)
著者等紹介
冨田宏治[トミダコウジ]
1959年生まれ。関西学院大学法学部教授。日本政治思想史。2006年より原水爆禁止世界大会起草委員長
北畑淳也[キタハタジュンヤ]
1992年生まれ。住所不定で活動する思想家。YouTube番組『哲学入門チャンネル』を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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釜煮蕎麦
1
現代日本について考えるのに参考になる。これまで自分が思っていたことが的外れだったのかもしれない。2023/03/17
Go Extreme
1
「開かれた社会」への政治思想: 「超国家主義の論理と心理」とその後 「開国」論から「古層=執拗低音」論へ 「古層」を突き抜け「もうひとつの主体」へ 丸山眞男の作品で現代を読み解く: 無責任、無計画、不合理 ―『軍国支配者の精神形態』 なぜ政治は変わらないのか ―『政治的無関心』 陰謀論はなぜ流行るのか ―『政治的判断』 戦後日本の思考停止の起源 ―『忠誠と反逆』 政治との関わりで最も重要なこととは何か ―『現代における人間と政治』 これからの時代を見定める・3つのキーワード―『現代文明と政治の動向』2022/01/17