出版社内容情報
精神障害者の共同作業所やグループホームづくり、生活困窮者の救済などに邁進し続ける筆者の感動の半生記。香山リカ他氏が絶賛推薦。精神障害者の共同作業所やグループホームづくり、生活困窮者の救済、生活保護行政の改善など、誰もが人間らしく生きることのできる社会をめざして闘い続ける筆者の感動の半生記。
推薦
香山リカ(精神科医)、井上英夫(金沢大学名誉教授)、藤井克徳(きょうされん専務理事)各氏が絶賛推薦。
1939年に樺太に生まれた筆者は、戦後、北海道に引き揚げる。
幼少期の貧困、青年期に東京に家出、自殺未遂、そして離婚などを経て、ある人との出会いをきっかけに、
障害者や貧しき人たちのための運動に参加することになる。
そこで、憲法で保障された、人間らしく生きる権利を知り、多くの人々とともに新たな人生に邁進する。
はじめに
第1章 差別されし者の願いにこたえて
― 生活相談、そして精神障害者の居場所づくりに
第2章 虐げられた精神障害者とともに生きる
― 仲間とともに共同住居と共同作業所づくりに奔走して
第3章 貧困からの解放・生存権保障の運動へ
― 憲法25条を守り、「健康で文化的な生活」を実現するために
第4章 久美子の青春、暗かった…
― 樺太出生、貧困、東京へ家出、自殺未遂、そして素晴らしい出会いの数々
終章 命ある限り、精神に障害を持つ人たちとともに
― 「人間らしく生きたい」の願いを根っこに据えて
あとがき
筆者関連年表
細川久美子[ホソカワクミコ]
著・文・その他
内容説明
誰もが人間らしく生きることのできる社会を―差別・偏見・貧困とたたかい続ける感動の半生記。
目次
第1章 差別されし者の願いにこたえて―生活相談、そして精神障害者の居場所づくりに(国際障害者年と「障害者の生活と権利を守る北海道連絡協議会」の結成;共同住居立ち上げを決意 ほか)
第2章 虐げられた精神障害者とともに生きる―仲間とともに共同住居と共同作業所づくりに奔走して(精神障害の人たちに触れて;「ダリアの郷支援センター」の誕生 ほか)
第3章 貧困からの解放・生存権保障の運動へ―憲法25条を守り、「健康で文化的な生活」を実現するために(生活と健康を守る会に誘われて;本格的な相談員になるために ほか)
第4章 久美子の青春、暗かった…―樺太出生、貧困、東京へ家出、自殺未遂、そして素晴らしい出会いの数々(生まれた町は奪われた;貧困ゆえの進学断念と家出 ほか)
終章 命ある限り、精神に障害を持つ人たちとともに―「人間らしく生きたい」の願いを根っこに据えて(支援する会結成から20年を超えて;まだまだ山積する課題が ほか)
著者等紹介
細川久美子[ホソカワクミコ]
1939年、樺太恵須取に生まれる。1977年、北海道生活と健康を守る会連合会に入会。その後、専従役員として生活相談を中心に活動。1992年以降、HSK・北海道障害者団体定期刊行物協会発行人として元郵政局(現在の郵便株式会社北海道支社)より障害者第3種郵便の認可を受ける。現在、140団体が加盟し、郵送冊子の発行に努める。また、NPO法人を立ち上げ、精神障害者を中心とした障害者の支援活動をしながら、全国生活と健康を守る会連合会発行『生活と健康』誌や全国労働組合総連合(全労連)、中央社会保障推進協議会(中央社保協)などの発行誌紙に社会保障の現状と闘いなど執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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