内容説明
県西部浜松医療センターで実際に使われている「透析室の感染対策マニュアル」を単行本化。効率的な感染対策を豊富な写真でわかりやすく解説。
目次
1 透析の準備・開始から終了までの感染対策(身支度;物品の用意;透析の開始;透析の修了;後片づけ)
2 透析カテーテルの感染対策(透析カテーテル挿入前の準備;透析カテーテル挿入時の感染対策;カテーテル挿入部位の清潔保護と固定;透析カテーテルと透析回路の接続部の消毒)
3 病原体別感染対策(HBVの感染対策;HCVの感染対策;HIVの感染対策;MRSAの感染対策;結核の感染対策;インフルエンザの感染対策)
4 血液・体液曝露後の対応(HBVの曝露対策;HCVの曝露対策;HIVの曝露対策;流行性ウイルス疾患の曝露対策)
5 透析室での患者教育
資料(シャント部に使用できる消毒薬の特性;滅菌ガーゼと滅菌透明半透過性ドレッシングの長所と短所;透析質で用いられる器具とSpauldingの分類;Spauldingの分類における洗浄・消毒・滅菌の適応と方法;トウセキ室の清掃時期と清掃方法;手指の低頻度接触表面の当施設における清掃状況;感染性医療廃棄物の種類と具体例;バイオハザードマークの色の区分と廃棄物の具体例)
著者等紹介
矢野邦夫[ヤノクニオ]
1981年3月名古屋大学医学部卒業、4月名古屋掖済会病院内科。1987年7月名古屋第二赤十字病院血液内科。1988年7月名古屋大学第一内科。1989年12月米国フレッドハッチンソン癌研究所(リサーチフェロー、クリニカルフェロー)。1993年4月県西部浜松医療センター血液科。1996年3月米国ワシントン州立大学感染症科エイズ臨床短期留学、米国エイズトレーニングセンター臨床研修修了。1997年4月県西部浜松医療センター感染症科科長(現職)。7月同衛生管理室長(現職)
冨山広子[トミヤマヒロコ]
1974年3月愛知県立看護短期大学第2看護学科卒業、4月愛知県心身障害者コロニー中央病院西4階病棟。1982年8月県西部浜松医療センター救命救急病棟。1984年6月同外科病棟主任。1987年9月同救命救急病棟主任。1990年4月同手術室看護長。1998年6月同透析室看護長。2005年11月同整形外科病棟看護長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。