内容説明
「OECDの中で最も不公平な税制度」(OECD発表)大企業・富裕層には世界に例を見ない優遇税制、中小企業・庶民にはますますの大増税。こんな政治を変えましょう!
目次
1章 税負担と使途の原則
2章 不公正な税制
3章 国民生活を破壊する消費税
4章 適正課税で財源捻出
5章 税務行政の改革
6章 税制を変える
著者等紹介
浦野広明[ウラノヒロアキ]
1964年中央大学経済学部卒業、立教大学経済学部講師、早稲田大学社会科学部講師、日本大学法学部講師、日本大学法学部通信教育部講師、立正大学法学部教授、立正大学大学院法学研究科教授を経て、立正大学法学部客員教授(税法学)、日本民主法律家協会副理事長、日本租税理論学会理事、税理士(東京税理士会所属・池袋経理事務所所長)。衆議院予算委員会中央公聴会公述人(2012年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
25
安倍首相が消費税の再延期を表明しました。そもそも消費税が憲法の視点や所得の再分配という民主税制の視点から考えて問題はないのか、鋭く問いかける内容となっています。日本の法人税は中小企業にとっては重く、大企業にとっては軽い実態なども示され、税制全体が大企業と資産家に優遇された歪みを持っていることがわかりました。題名にもあるように税が格差を広げている実態が日本の政治にはあるのだと思いました。2016/06/04
金吾
19
税制改革をすることで貧富の格差を助長していくのは、決めている人たちが富の方の人であり、格差が拡がればよりその人たちに富が集中するからだろうなと思いました。2022/01/15
Miki Shimizu
1
うーむ。貧困はあんましでてこやんかったかな。税の制度についての本。応能負担、累進課税がベスト!今は、金持ちを優遇しすぎ!国も、企業も税務署も、一般市民いじめてなんやねん!という主旨かな?2016/08/29