内容説明
現在の日本では、公共事業の名の下に大規模な開発がおこなわれ、親しんだ風景が失れていく。また、公共事業がきっかけで負債を抱える自治体も少なくない。本書では、行政が推し進める地下鉄東西線建設計画が赤字必至のプロジェクトであること、市民の文化遺産である青葉通りのケヤキを伐採する必要などなかったことを明らかにする。
目次
第1章 美しい仙台を創る会の発足とその活動(数多くのグループをひとつに!;「美しい仙台を創る会」誕生 ほか)
第2章 地下鉄東西線建設計画とその反対運動(濃紺スーツの男;仙台市地下鉄東西線の問題点 ほか)
第3章 新たなるたたかい(第4回パーソントリップ調査;「スーパーモーニング」での放送 ほか)
第4章 総力戦!(裁判、佳境へ;5万人署名 ほか)
著者等紹介
高橋梓[タカハシアズサ]
1979年、青森県生まれ。現在、東北大学大学院(国際文化研究科)に在学中。アコースティック・ユニットakimalu***(あきまる)のギタリストとして活動していたところ、青葉通りのケヤキ並木の伐採計画、そしてその背後にある仙台市地下鉄東西線建設計画を知る。これに疑問を覚え、2006年から「美しい仙台を創る会」と共に地下鉄建設の反対活動をおこない、2007年にはオムニバスCDアルバム『青葉通ケヤキ音楽祭』を製作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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