保育事故を繰り返さないために―かけがえのない幼い命のためにすべきこと

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784871540940
  • NDC分類 376.14
  • Cコード C3036

内容説明

事件・事故の数々から原因を究明し、対策を提示。わが子を亡くした親、法律専門家、保育関係者が願いを込めてともに考えあう、画期的な一冊。

目次

第1章 大切な子どもの命を返してください(多発する保育施設での突然死;ずさんな保育の免罪符になっているSIDS;専門職による虐待;安全配慮義務が問われるとき;足りない保育施設、そして事件・事故の多発)
第2章 安全で安心な保育のために大人たちがすべきこと(保護者がすべきこと;保育所がすべきこと;乳幼児の事故を予防する;虐待やいじめを発見する;行政がすべきこと)
第3章 不幸にして事件・事故が起きたとき(保育所がすべきこと;行政がすべきこと;保護者がすべきこと;事故調査委員会の是非について)
第4章 座談会かけがえのない命のために

著者等紹介

武田さち子[タケダサチコ]
1958年東京生まれ。東海大学文学部日本文学科卒。一女の母。いじめのない社会を目指して活動するNPO法人ジェントルハートプロジェクト理事。教育コンサルタント会社を経て、現在、世界子ども通信「プラッサ」編集員。海外のストリートチルドレンの問題や日本の子どもたちの人権に関する草の根の活動をおこなう。ウェブサイト「日本の子どもたち」主宰。メディア出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

34
保育において一番大切にされるべきなのは子どもの命と安全です。本著は、保育事故・事件においてその命と安全が十分に保障されていない実態があることを指摘し、また実際に事故・事件が起きた際にどう対応する必要があるのかについても述べられています。保育事故は保育の質と密接にかかわっています。不十分な最低基準がさらに規制緩和され詰め込み保育になっている実態が子どもたちの命をも脅かしているのです。保育の質は公的責任において保障されなければならないと思いました。2018/12/11

たく○

0
事故が起こらないようにどうするかということに加えて、起こってしまったときにどうするかという視点からも具体的に書かれている。 また保育の課題についても言及されていて、保育の質における課題でとりわけ重要なのが「構造の質」、つまり設置基準や行政指導のあり方などであるという。 行政がコスト意識を持つことは大事なことであるが、保育はコストがかかるものであり、無限に無償で提供されるものではない。 それを認識した上で、ただただ規制緩和するのではなく、必要なところにはしっかり公費投入がされるべきだと感じた。2016/07/11

kei

0
保育者としても親としても気をつけなければ、と気が引き締まった。 事故があった園の様子は、経験年数の少ない私から見ても異常だけど、保護者としては中まで分からないし預けるところがないしという状況だから無くならないのかな。 大事な子どもを預かるということ、改めて認識したように思う。2016/05/12

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