なるほど統計学とおどろきExcel統計処理 (改訂第4版)

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  • サイズ B5判/ページ数 142p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784871513210
  • NDC分類 417
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 海外では雑誌に投稿する際に統計処理が非常に重視されていますが,日本の雑誌も最近ではかなり統計に厳しくなりつつあります.しかし,学会ではいまだに統計処理上に誤りを多く目にします.そのような研究論文は本邦でも徐々に採用されなくなって行くでしょう.考えてみればそれは至極当然のことです.研究者たちは統計を用い,差があったとかなかったとかの結論に達しますが,その統計手法が間違っているならば,その結果の論理は成り立ちません.逆に,間違った統計を逆手にとると,差がないものに差があると結論づけることも可能なのです.今後,研究においては正しい統計手法を用い,正しく結論を導くことが求められます.いくら良い統計ソフトや統計の本にも,一番大切な「どのようなときにどのような統計を用いるのか」はあまり明記されていません.そこで本書では次のように前半・後半2つの章に分けました.前半は,データに対する正しい統計法の選択基準を簡潔かつわかりやすく解説します.どこにも掲載されているような混乱を招くと思われる難しい統計原理についてはあまり触れません.深く知りたい方のために,その点は文献を提示しましたので,そちらのほうで参照下さい.後半は,本書に付属している統計演算プログラム(ystat2004)を用いたExcelでの各種統計処理法の解説を主とした内容にまとめました.    

《目次》
Part 1.なるほど統計学
Chapter 1.汎用比較統計(いわゆる有意差検定)
01.差があるかを比較する(統計学的に有意な差であるのか?)/02.対応がある・対応がない/03.パラメトリック・ノンパラメトリック/04.2群(条件)の比較・3群(条件)以上の比較/05.多重比較
Chapter2.その他の比較統計
06.観察値と理論値との比較(カイ二乗検定)/07.分散の比較/08.相関と回帰分析
Chapter 3.適切な比較統計法の選択チャート
Chapter 4.統計に関する基本的事項
09.代表値(平均値,中央値,最頻値)/10.データの性質を示すもの(分散,標準偏差,標準誤差,信頼区間,パーセンタイル)/11.自由度/12.帰無仮説/13.危険率/14.過誤率/15.両側検定・片側検定
Chapter 5.データマネージメント
16.標本数/17.欠損データの考え方/18.極端なデータの棄て方/19.データに合わせたグラフの作り方
Part 2.おどろきExcel 統計処理
Chapter 6.統計処理とExcelについて
20.Excelで統計を行うことについて/21.Excelで統計を行う上での必要なハードとソフト
Chapter 7.ystat2004使用の流れ
22.本書付属CD-ROMの統計ファイルystat2004を開きます/23.ystat2004を使用します/24.データ入力後はファイル名を変えてお好きな場所に保存して下さい
Chapter 8.ystat2004の全般的解説
25.統計方法の選択シートで統計法を決定する/26.データは白いところにのみ入力する(グレーの部分はいじらないで下さい)/27.検定結果の見方/28.標本数や群(条件)数の合わせ方/29.適切なファイルの保存方法/30.検定結果のプリントアウト
Chapter 9.各種統計方法のシート解説
31.Paired t-testとWilcoxon t-test(Pt+wilのシート)/32.Unpaired t-testとMann-Whitney U-test(UPt+Uのシート)/33.Repeated measures ANOVAとFriedman's χ2r-test(rANOVA+Friedのシート)/34.Non-repeated measures ANOVAとKruskal Wallis H-test(nrANOVA+Hのシート)/35.カイ二乗検定(Chiのシート)/36.2×2カイ二乗検定(2×2のシート)/37.m×nカイ二乗検定(m×nのシート)/38.F-test(Fのシート)/39.相関(corrのシート)
Chapter 10.統計とExcelのワークシート
40.ystat2004で行っている演算処理を見るには/41.ystat2004で用いられているワークシート関数と演算子/42.統計学の本に載っている計算式をワークシート上に展開する
43.試し算
Chapter 11.統計数値表
44.t検定の有意点/45.Wilcoxon t検定の有意点/46.Mann-Whitney U検定の有意点/47.F検定およびANOVAの有意点/48.Friedman's χ2r検定の有意点/49.Kruskal Wallis H検定の有意点/50.Dunnett検定の有意点/51.SNK(Student-Newman-Keuls)検定の有意点/52.カイ二乗検定の有意点/53.相関の有意点/54.スペアマン順位相関の有意点

目次

1 なるほど統計学(汎用比較統計(いわゆる有意差検定)
その他の比較統計
適切な比較統計法の選択チャート
統計に関する基本的事項 ほか)
2 おどろきExcel統計処理(統計処理とExcelについて;ystat2004使用の流れ;ystat2004の全般的解説;各種統計方法のシート解説 ほか)

著者等紹介

山崎信也[ヤマザキシンヤ]
昭和37年3月宮城県仙台市に生まれる。昭和56年3月宮城県立仙台第三高等学校卒業。昭和63年3月東北歯科大学歯学部卒業。昭和63年4月~平成1年3月東北歯科大学歯学部歯科麻酔科研修医。平成1年4月~平成2年3月福島県立医科大学麻酔科研修医。平成5年7月~平成6年6月Harbor UCLA Medical Center Research Fellow。平成7年3月奥羽大学歯学部大学院歯学研究科卒業。平成7年4月~平成11年9月奥羽大学歯学部歯科麻酔科助手。平成11年10月~奥羽大学歯学部歯科麻酔科講師。歯学博士、日本歯科麻酔学会認定医、日本歯科麻酔学会指導医、日本蘇生学会蘇生法指導医、日本歯科麻酔学会評議員。日本歯科麻酔学会、日本臨床麻酔学会、日本蘇生学会、日本臨床モニター学会、日本障害者歯科学会、日本歯科医療管理学会、日本歯科医学教育学会、国際歯科研究学会日本部会、国際歯科研究学会、国際歯科麻酔学会、各会員
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