内容説明
戦いの道具である兵器。それは他のあらゆる道具と同じように、ある目的にそって発明され、用いられ、そして得られた教訓や新たな要求によってさまざまに姿を変えてきた。本書では、戦車や空母といった大型兵器から小銃などの小型兵器にいたるまで、多彩なカテゴリーの兵器の発達、進化の過程を詳しく解説した。
目次
序章 兵器の発達と戦争の革命
第1章 陸上兵器(小銃(ライフル)
戦車
歩兵用対戦車兵器 ほか)
第2章 海洋兵器(空母(航空母艦)
駆逐艦
潜水艦 ほか)
第3章 航空機・対空兵器(戦略爆撃機;軍用輸送機;飛行艇 ほか)
終章 変わる兵器と変わらない戦争
著者等紹介
野木恵一[ノギケイイチ]
1950年東京生まれ。中央大学文学部哲学科卒。1975年にPANZER誌からデビュー。以来、雑誌・新聞等に主に現代戦と軍事技術についての記事・コメントを寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
6
兵器ごとに短く小史を辿った本で、序章だけ概論っぽいけど後はやや雑学的なミニ兵器史。カラシニコフやB2スピリッツと有名兵器はだいたい触れられている感じ。飛行艇というのはFF以外では初めて聞いた兵器だが、なるほど、絶滅危惧種という評価がよく似合うマニアックな兵器だった。飛行機と船の両用って聞くだけならよさそうなのだけど。機雷はともかく落とし穴まで終章で触れてあるのは笑う。個々の記述を正確に検討すると厳しそうだが、これほど広範囲に兵器全般の進化を一人で書いた点労作と言える2013/02/27
いちはじめ
1
航空機関係の評論家という印象が強かったが、兵器全般に詳しいのだなと再認識。2007/01/31