感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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この巻はリチャード・マイヤー初期の代表作が2邸。スミス邸は1960年代、ダグラス邸は70年代初頭のものである。両者に共通するのは、いずれも木造であるらしいのだが、建物全体が真っ白に塗られており、瀟洒という形容が似合うという点である。印象も軽やかだが、実際に重厚からは対極に位置する住宅だろう。スミス邸は、コネティカットの海辺に建てられており、やや華奢すぎるようにも思うが、穏やかな土地なのであろう。一方のダグラス邸はミシガン湖を臨む立地なのだが、こちらの建物の印象は客船のデッキを強くイメージさせるものである。2024/11/22
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