内容説明
若者たちには戦争へ行く道しか残されていなかった。人間とか、生命とか、根源的なことを考えるいとまもなく、ただ、国家、時代という名の奔流に押し流された沖縄の、ごく普通の若者たち。その行動を通して、沖縄の屈折した心情に焦点をあてている。
著者等紹介
船越義彰[フナコシギショウ]
1925年3月10日、那覇市生まれ。琉球政府広報課長、琉球電電公社秘書課長、国際電電(株)副参事などを歴任。沖縄タイムス芸術選賞大賞(1981年)、山之口貘賞(82年)などを受賞
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