内容説明
毎朝、新聞が待ち遠しいと言わせた論考―『国際都市の陥穽』!!戦後の日本と沖縄に対する占領政策の決定的な差異が“基地依存輸入経済”を構造化したことから解き起こし、三次にわたる沖縄振興開発計画が企業誘致に成果をあげえなかったことの反省をふまえ、ポスト沖振計を視野に収めた沖縄経済のあるべき姿を示す労作。政治力学に依存した産業政策ではなく、産業技術の視点に立った自助努力の緊張感こそが、沖縄経済の緊要の課題であると鋭く指摘する。
目次
第1章 沖縄経済にとって、いま何が問題か
第2章 地域開発政策の転換と沖縄経済
第3章 南の国際交流拠点への一視点
第4章 「国際都市」の陥穽―昨今の県経済に寄せて