内容説明
時代が作ったはみだし兵。今の常識人戦時の非常識。敵地桂林に私服で潜入!誰何!恐怖の虎口を脱出。万年一等兵の中国戦線行状記。
目次
悪兵記
追悼・石松と忠治―広東省石王鎮
ある敵前逃亡―安慶・桃林・長沙
男一匹大三郎―秋山鎮
国境を越えた悲恋―湖北省蒲北口鎮
腹がへっても戦はでけた
隠密宣伝班員―広西省全県・桂林
鯨師団の横顔
わが前線ブルース
むすびに、一兵卒の素朴な考察
著者等紹介
石井一[イシイハジメ]
大正12年(1923)愛媛県生まれ。旧制東京高等獣医学校(現日本大学獣医学科)附属中等部(現日大鶴ケ丘高校)卒。専修大学在籍ののち明治大学卒業。後年76歳で法政大学卒業。戦時中は中国中南部を転戦。敗戦後は南京で労役に服し、昭和21年に上海より復員。戦後一貫してマスコミに関わり、昭和53年毎日放送報道部長を定年退職。西武秩父鉄道をエリアとする「沿線タイムス」を発行。タウンプレス「ふるさと」にコラム連載。その間、伊那ステイションホテル、中国・台湾からの竹皮輸入等に参画。海外渡航は50余回。特筆すべきは激戦さなかのベトナム視察
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