内容説明
演奏会では近年、イギリスの曲が目を引く。自然愛、音調の美、微妙な色彩感覚、透明な詩情、敬虔な祈り。ドイツ/オーストリア音楽にもフランス音楽にもない癒しの霊力で世界の注目を浴びる、イギリスの作曲家たち。
目次
第1章 イギリス音楽の復興―さえずる鳥たちの巣
第2章 イギリスの情況―エルガー、ディーリアス
第3章 伝統 旧と新―ハールストン、コールリッジ‐テイラー、ボートン、ホルブルック
第4章 視野の変化―バントック、ブライアン、デイビス、スミス
第5章 継承者と反逆者―ヴォーン・ウィリアムズ、ホルスト、バターワース
第6章 中景を支えながら―バックス、アイアランド、ブリッジ
第7章 フランクフルト・ギャング―ガーディナー、オニール、キルター、スコット、グレインジャー
第8章 衝撃の新人―ブリス、ウォルトン、ランバート、バーナーズ、ウォーロック、モーラン
第9章 伝統 新と旧―ガーニー、ハウェルズ、ブッシュ、ラブラ、フィンジ、オーレ
第10章 反逆者と継承者―ティペット、ブリテン
著者等紹介
トレンド,マイケル[トレンド,マイケル][Trend,Michael]
1952年生まれ。ウェストミンスター校を経てオクスフォード大学のオーリエル・コレッジ卒業。「現下の歴史」誌の前編集者。それ以前は「タイムズ文芸付録」の編集長を務め、音楽方面の記事を担当した。さらに、「タイムズ」や「スペクテイター」のような刊行物のために仕事をした。現在は音楽について手広く著作を行っている
木邨和彦[キムラカズヒコ]
1946年1月東京生まれ。1968年上智大学法学部法律学科卒業
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