内容説明
アメリカの文学と哲学の流れには、禅に通じる要素がある。在日中の禅研究をもとにアメリカ思想史を大胆に読み解いた名著は、また東西思想の懸橋として暗示的未来を拓く。
目次
第1章 アメリカと禅
第2章 幸福の追求
第3章 ヒュームからペインへ、そして独立戦争
第4章 ジェファソンと自由
第5章 エマソン―アメリカの菩薩
第6章 ソロー―アメリカの道教徒
第7章 ホイットマン―民主主義と死
第8章 父ヘンリー・ジェイムズと平等
第9章 ウィリアム・ジェイムズ―自我の探求者
第10章 パースと暗号の使用
第11章 ロイスと絶対
第12章 サンタヤナと超脱
第13章 デューイと禅
第14章 中国とシカゴ
第15章 ミード―自我の非分離性