著者等紹介
高畠那生[タカバタケナオ]
1978年岐阜県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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試行錯誤中の子ども本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
112
進撃の巨大人(推定60m級)によるマラソンで、街や自然が蹂躙される絵本。人を食うシーンや、腕利きだが神経質そうな兵長は出てこない。根底に流れるテーマは「どこかがひっこめばどこかがでっぱる」というゼロサム思考。巨大人が踏んだぼっこり足跡は地球の裏側で、でっこり足跡になっているのだ。でっこり足跡では、古代の地層が現れたり、大きな滝になったりとスケール感が面白い。人類はぼっこり足跡をプールやトイレや鶏小屋に利用するのだが、巨大人が地球を半周し、でっこり足跡を正確に元通りにして行くと…人類の無力感に戦慄した。2014/06/20
つくよみ
79
図書館本:アフリカのサバンナに、巨大な足跡の形に隆起した謎の台地が・・・説明を買って出たアヤシイ動物によると、これは「きょだいじんのあしあと」だと言うが・・・足跡なのに、何故、隆起しているのか。その秘密は一体?突如、場面が切り替わって、何処かの都会へ。きょだいじんのマラソンによって、ぼっこり、ぼっこりと足跡が付いた反対側というのが正解でした。きょだいな足跡の有効利用?の方法が、なんとも可笑しくて楽しい。シュールで個性的過ぎる絵柄を引き立てる、なんともダイナミックな発想が素晴らしい作品。オチも良かった♪2014/04/23
パフちゃん@かのん変更
62
巨人の足跡が地面にめり込んだ分、地球の裏側では足跡の形に地面が盛り上がる、という発想が面白い。巨人は地球を1周して、盛り上がった足跡を踏みつぶす。すると裏側では凹んでいたところが元に戻る。それに伴いいろんなハプニングが起きるのが面白い。そして最後の終わり方も面白い。2016/05/21
Natsuki
58
表紙の巨大な足(脛毛や指毛までリアルだw)から表紙に収まりきらないくらいのサイズを想像してはいたものの、高畠さんのナンセンスはそんな読者の想像を軽やかにぶっ飛んで超えていく( ☆∀☆)凸凹凸凹2017/05/16
マエダ
50
でっこり凹ませたら、逆はぼっこり出てくる。着想が素晴らしい。2019/02/19
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