内容説明
いつもひまなチーターのお店。そこへやってきたお客さんが言いました。「あなたのもようをくださいな」さあ、いったいどうしよう!あざやかな色彩のユーモア絵本。
著者等紹介
高畠那生[タカバタケナオ]
1978.6.3岐阜県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つくよみ
89
図書館本:冒頭からいきなり「ぼくの おみせは いつも ひま。」って、チーターが屋台をやっているし、道行く人々やなにやらの絵がものすごくシュールだし・・・しかも、チーターなのに、犬まで飼ってる?そんな屋台にお客さんがひとり。お客さんが売ってくれと頼んだものは・・・!?チーターもびっくりの注文内容に、せっかくだからと、応えてしまうのもスゴイ。それがキッカケになって、大繁盛のチーターの屋台。そして、最後のお客さんの注文は?シュールな絵の中に、独特のセンスの良さを感じる作品。照れているチーターが、妙に可愛い。2014/04/16
鱒子
77
図書館本。発想がすごい!閑古鳥の鳴いていたチーターのお店。しかしあるきっかけで大繁盛します。何が人気になるかなんて分からないものですね。そして何が不人気になるのかも。ーー大衆に迎合するのは難しいなぁ。アートでエキセントリックな絵本です。2018/12/03
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
67
シュールでスタイリッシュな絵本。チーターがやってるお店はいつもひま。でも、あることかきっかけでお店は大繁盛に。アイデンティティか商売か……。商売を選んだ彼の選択をとやかく言うつもりはないけれど、むしろ商人の鑑だと思うけど、本当にホントに後悔しない? ところで、チーターの取って置きの〈商品〉はどのくらいの価値があったのだろう……。2015/05/03
♪みどりpiyopiyo♪
56
ぼくの おみせは いつも ひま。そこへ、おきゃくさんが ひとり… ■なにこれ?! 可笑しい♪ 一見 まともそうなおきゃくさんが放つパワーワード! 驚きつつもまともに取り合うチーターくん。■高畠那生さんって、『だるまだ!』の人か♪ 不可解な出来事が 淡々と飄々と受け止められて、静かな熱狂が通り行くナンセンス ■あれよあれよと言う間に チーターくんの人生の新たな世界の扉が開くのでした☆ 面白かった (๑`・ᴗ・´๑) (2006年)(→続2019/12/17
Natsuki
50
いつもひまひまなチーターのお店。そこへやってきたお客さんが買っていったのは・・・えっ!?それ売っちゃうの?w(゜o゜)wっていうものなんだけれど(笑)このチーターなかなかやり手(それともたまたま?)で、ピンチをチャンスに変えていく。パリの街角を思わせるおしゃれな雰囲気にスレンダーなチーター、そして独特の構図。高畠ワールドならでは♪2015/04/19