内容説明
いまや日本の子どもたちは、からだも心も史上最悪の状況に陥っている。現状では「家庭」にも「学校」にも「地域社会」にもそれを救う手だてがない。長年、テレビ報道・番組制作に携わり、子どもの危機的状況を目の当たりにした著者がおそるべき現実を凝視し、その解決策を提示した衝撃の書。
目次
序章 人体実験の国ニッポン(心もからだも史上最悪の子どもたち;人間になれない日本の子どもたち)
第1章 激変した子どもの発達環境(自然(物理的)環境の変化
社会環境の変化 ほか)
第2章 現代子育ての落とし穴―家庭で子どもは育たない(教育力を失った家庭の悲劇;問題行動発生のメカニズム ほか)
第3章 子どもが危ない!―メディア漬けが子どもを蝕む(増え続けるメディア接触時間;“メディア漬け”は子どもに何をもたらすか ほか)
第4章 二十一世紀型子育て・子育ちシステムの構築(子どもには「最善の利益」を与えよう;子どもが“人間になる”ために、いま何が必要か ほか)