出版社内容情報
これまで近世後期から明治期にかけての研究の中心は江戸・東京語の生成と発展の解明にあった。従来、研究の進まなかった大阪語の成立や発展の様相を、戯作資料や新たに発掘された落語資料を利用し解明する。
内容説明
本書では、従来の研究ではその一部を除いてほとんど注目されることがなかった幕末から明治・大正期にかけての三種の大阪語資料を利用することによって、「近代大阪語」とも言うべきものの生成や発展の様相を、具体的な資料に基づきながら描き出した。
目次
第1章 序論
第2章 モダリティ表現
第3章 打消表現
第4章 可能表現
第5章 条件表現
第6章 待遇表現
第7章 まとめ