内容説明
上田秋成の初期浮世草子である『諸道聴耳世間猿』『世間妄形気』、読本である『雨月物語』、晩年の作品である『春雨物語』の主要な4小説を展望し、それらがどのように展開し、発展しているかを論述する。
目次
第1章 上田秋成小説の展開(『諸道聴耳世間猿』『世間妄形気』の展開;『雨月物語』の展開;『春雨物語』の展開)
第2章 上田秋成小説の発展(『諸道聴耳世間猿』『世間妄形気』から『雨月物語』『春雨物語』への発展;『雨月物語』から『春雨物語』への発展)
第3章 上田秋成の描いた人間
第4章 上田秋成の古典研究(『金砂』における万葉集の研究;『源氏物語』『落窪物語』)