内容説明
俳誌「ホトトギス」の昭和三、四十年代は、高浜虚子の晩年から年尾の活躍期にわたる。「鑑賞編」は、ホトトギス誌から拾い上げた史的覚え書と、雑詠欄俳句、主宰者俳句の、立場を国語学寄りに置いた鑑賞を中心とし、「論考編」には伝統俳句を対象とする表現論、文体論にかかわる四編の文章を収めた。
目次
1 鑑賞編(昭和30年から34年4月まで―虚子受章祝賀・三句投句へ・雑詠句評・虚子遠逝;昭和34年5月から40年10月まで―虚子追悼・年尾時代へ・雑詠選集・随問随答終る;昭和40年11月から昭和46年2月まで―丸ビル七五三区へ・ホトトギス遅刊続く・立子入院療養・年尾渡米;昭和46年3月から昭和49年末まで―年尾朝日俳壇選者に・ホトトギス900号・年尾叙勲・虚子全集順調に刊行;主宰者の四季;ホトトギス雑詠巻頭2席3席者の一覧)
2 論考編(表現としての俳句;虚子俳句における表現;ホトトギス主宰の俳句における切り;戦後ホトトギス俳句の技巧)
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