内容説明
「実践研究 教師のライフコース」は、教師が教育実践の軌跡を省察・探究・再構成する取り組みです。スクールリーダーの場合、若年期、中堅期、教頭期、校長期の四期を設定します。各時期の教育実践を「塊り」として取り出し、「コンセプトとストーリー」を持つ物語として編集していきます。この当事者研究を研究者が枠づけ助言し支援する「協働実践研究」として取り組みました。これを通して、教師はライフコースをロングスパンで把握し、教育実践の「物語」を紡いでいきます。
目次
第1部 「実践研究 教師のライフコース」の展開(スクールリーダーの実践研究―学校づくり+教師のライフコース―;『教育実践の物語を紡ぐ』を読む―コーホートの共通性と多様性―;「実践研究 教師のライフコース」の特徴と方法)
第2部 教育実践の山脈を描く(授業改善・学校改革ヘの挑戦―自己を変え学校を変える困難さ―;教育実践のバトンをつなぐ;ある女性教師の葛藤と成長―出会い・関わり・学び―;専門教育を生徒とともに学ぶ;工業教育を切り拓く)
第3部 実践研究を育む大学院(大学院におけるスクールリーダー教育の実験―夜間大学院・教職大学院―;スクールリーダーの大学院での学び―実践知と研究知から新たな実践力へ―)
著者等紹介
大脇康弘[オオワキヤスヒロ]
東京教育大学卒、筑波大学大学院博士課程中退、教育学修士。教育経営学・教師教育学専攻。大阪教育大学教授、ペンシルベニア大学客員研究員、関西福祉科学大学教授を歴任し、大阪教育大学名誉教授。大阪府中高一貫教育研究会議座長、大阪府立今宮高校(総合学科)、神戸市立六甲アイランド高校(総合選択制高校)の学校改革に参画する。スクールリーダー・プロジェクト事業で日本教育経営学会実践研究賞2回受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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