内容説明
遊びを奪う真の敵とは?次々に消えていく遊具。消費され続けるおもちゃ。加熱する早期受験戦争。コロナによる自粛要請。おもちゃ本来の意味を知って遊びの根源の意味に気づけば、おもちゃを創る人も買う人も親も教師も保育者も子どもも消えかけた笑顔を取り戻せる。
目次
第1章 子どもの世界を彩るキッズビジネス業界(キッズビジネスの世界へ;ディズニーランドは子どものテーマパークか?;テーマパークを超えたおもちゃ王国 ほか)
第2章 おもちゃと遊ぶ子どもたち(おもちゃのある生活;遊びとは何か;ぬいぐるみ誕生秘話―テディ・ベアとマルガレーテ・シュタイフ ほか)
第3章 遊ぶために遊ぶ子どもたち―遊びと社会の小さな哲学(子どもたちは遊んでいるか;遊びの原風景―遊びの対象から遊びそのものへ;子どもたちは学ぶために遊ぶのか? ほか)
著者等紹介
柏木恭典[カシワギヤスノリ]
1975(昭和50)年、三重県四日市市に生まれる。2004(平成16)年、東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。現在千葉経済大学短期大学部こども学科教授。専門は、教育学、教育哲学、解釈学、児童福祉学、母子支援論、赤ちゃんポスト論、ケアリング論、サブカルチャー論、遊び論等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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