内容説明
本書で紹介する実践の源流は、佐久間勝彦が仲間の教師たちと開発した「フィールドワーク」による授業づくりの技法である。その佐久間が第1章で、授業研究に参加した水戸市立五軒小学校の教師たちの授業を紹介することを通して、フィールドワークについて説明する。第2章から第6章までは教師たちが自分の授業について報告する。最後の第7章では宮崎が認知科学の立場からこれらの授業について理論的な考察を行う。
目次
第1章 総合学習の地平をひらく
第2章 失敗の歴史に人間の尊厳を読む(五年)―「勘十郎堀」遺跡の謎
第3章 小野川用水誕生秘話を探りあてる(四年)
第4章 人々との交流を作り出すフィールドワーク調査(六年)―幻の道探検・鎌倉街道
第5章 学校林のシートンたち(四年)―穴あきクルミとアカネズミの発見
第6章 街の工場徹底探検(五年)
第7章 子どもの知的活動を引き起こす教師の仕事
著者等紹介
宮崎清孝[ミヤザキキヨタカ]
早稲田大学人間科学学術院教授。1950年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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