内容説明
大学紛争の発端となったインターン闘争に関わった後、活路をアメリカに求めた若き医師。医療現場の体験を通して、日米の研修のあり方に思いを巡らせつつ、その奮闘ぶりを描く。さらに東大紛争のインターン問題をめぐる確執を振り返り、「青医連」の闘争内容を明らかにし、その現代的意義を問いかける。
目次
アメリカの医療現場の体験に学ぶ(ニクソンの訪中・私の渡米決意;三年ぶりに東京へ;関東逓信病院呼吸器科;インターンマッチング ほか)
医学部紛争の現代的意義―卒後研修の視点から(どうして医学部紛争が発生したのか;インターン闘争の全国組織化;青年医師連合の結成;原始的マッチング ほか)
著者等紹介
長田博昭[オサダヒロアキ]
昭和17年大阪府生まれ。昭和42年東京大学医学部医学科卒業。昭和48年シカゴ市マイケルリース病院外科インターン・レジデント。昭和50年ニューヨーク州ロスリンセントフランシス病院心臓胸部外科臨床フェロー。昭和51年トロント大学胸部外科リサーチフェロー。昭和52年聖マリアンナ医科大学第三外科助手。平成4年同教授。平成12年編成替えにより同呼吸器外科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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