内容説明
透析に係わる医療事故は、厚生労働省による昨年の調査では1施設あたり13.5件。そのうち重大事故は年間約850人に起こっているという。透析医療の第一線の専門家が監修した透析ナース必携の書。
目次
第1章 透析患者の看護のための基礎知識
第2章 ブラッドアクセスの基礎知識と管理援助
第3章 透析中の看護手順
第4章 透析実施中のトラブルマニュアル
第5章 起こりやすい合併症の知識と対応
第6章 日常生活に関する援助
第7章 患者教育と心の問題への対応
第8章 CAPDの基礎知識と患者への援助
第9章 糖尿病性腎症患者・高齢患者の看護
著者等紹介
黒川清[クロカワキヨシ]
1967年、東京大学医学研究科大学院博士課程修了。1969~1983年、在米。UCLA医学部内科教授等を経て、1989年、東京大学医学部第一内科教授。1996年より、東海大学医学部長。1997年、東京大学名誉教授。米国内科専門医、腎臓内科専門医、California州医師免許、米国内科学会マスター。日本透析学会理事、国際腎臓学会理事長、日本内科学会理事長など歴任。その他、日本腎臓学会理事長、日本臓器移植ネットワーク理事。2000年より、日本学術会議副会長
斎藤明[サイトウアキラ]
1969年、名古屋大学医学部卒業。1970年、社会保険中京病院腎臓科勤務。1975年、名古屋大学医学部付属病院分院内科勤務。1982年、新生会第一病院副院長。1985年、同病院院長。1995年、米国ワシントン大学(シアトル)客員教授。1997年、東海大学医学部腎不全病態科学教授。国際血液浄化学会(ISBP)・Council Member。日本透析医学会・理事、日本腎臓学会・評議員。日本人工臓器学会・理事、日本アフェレシス学会・評議委員。その他、研究会活動多数
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