ピクウィック・ペーパーズ 〈下巻〉 - 新訳

チャールズ・ディケンズ/田辺洋子

あぽろん社（2002/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 483p／高さ 22cm
• 商品コード 9784870415478
• Cコード C3098

感想・レビュー

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[NAO]

下宿の未亡人に訴えられていたピクウィック氏は、訴訟費用と賠償金が払えず、負債者監獄に入れられてしまう。少年時代負債者監獄で過ごした経験を持つディケンズにとって、裁判問題や負債者監獄はどうしても切り捨てられないテーマだったようだ。暗く重くなりがちな後半を明るく盛り上げているサムの気風の良さ・機転と、ピクウィック氏の善良さ。年も性格も全く違う二人は、絶妙の名コンビだ。ピクウィック氏の身辺はジェットコースター並みに浮き沈みしながらも、最終的には大団円を迎える。

2015/07/05

[くるみ]

主人のことを心から尊敬しているので、召使いという職業に誇りを持っているというサム。ピクウィックとサムの関係は素晴らしい。

2012/02/02