内容説明
壱岐島で暮らす、ごくごく普通の人々。しかし、その誰もが語るべき物語を持っている。「医師の家」の運命に翻弄される人と、一家をとりまく人々。フィリピンからやって来た一人の女性の淡い恋の記憶。軍人の父を持つ少女の強く、美しい生き様。島に暮らす人々に残る戦争の記憶…。島の空気、懸命に自分の物語を紡ごうとする人々の力強さ、はかなさ、愛おしさ。すべてが溶け合い、ひとつの歌を紡いでいく。プラダ・フェルトリネッリ賞(プラダ主催・国際文学賞)を受賞した著者、待望のデビュー作!
著者等紹介
松嶋圭[マツシマケイ]
昭和49年長崎県壱岐市生まれ。精神科医。平成28年『Conversations with Shadows』にて、第3回プラダ・フェルトリネッリ賞(プラダ主催・国際文学賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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