出版社内容情報
華やかに装飾された機関車が牽引するお召列車は、特別な存在として鉄道好きのみならず広く話題を提供してくれる。1960年につくられた「新一号お召列車編成」は、御料車を中央に挟んだ5輛編成で、行く先々で用意された機関車に牽引されて各地を走った。とくに蒸気機関車は、一期一会、その日のためだけにきらびやかな装飾が施され、栄えなる列車の先頭に立ったのである。そんななか、1972年10月に運転されたC56型蒸気機関車の重連「お召列車」を回送シーンから追いかけた貴重な記録。第二特集では「新一号お召列車」の5輛を図面入りで紹介。かつてお召列車を牽いた栄光の機関車のその後も紹介する。
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