内容説明
『古事記』や『日本書紀』そして『万葉集』の舞台は九州である。すなわち天智天皇、天武天皇、さらに持統天皇までもが九州の菊池や久留米で活躍をした。ということは飛鳥宮や藤原宮までもがこの地である。経済学が専門である著者の歴史本。
目次
有明海周辺の双子の地名達
志賀海神社と風浪宮、宗像大社―海の神様は三つの種類
風浪宮から出雲大社までの不思議な繋がり
大善寺玉垂宮
近つ淡海と遠つ淡海
祟りを恐れる天武天皇―「竜田立野の風の神」と「広瀬の水の神」
二つの吉野、二つの榎津―飛鳥から嶋宮へ
大海人皇子の東国への逃避行
大海人皇子と高市皇子
不破道を塞げ―朴井連雄君の報告
大伴吹負:奈良大和の戦い
天武天皇の即位
郭務〓(そう)と水城の堤防
天武天皇と持統天皇
著者等紹介
大矢野栄次[オオヤノエイジ]
1950年愛媛県生まれ。1974年中央大学経済学部卒業。1982年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1982年佐賀大学経済学部講師、助教授。1994年久留米大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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