内容説明
日韓交流史をひもとくと韓流ブームは過去にも数々あったことが分かる。「歩く」「見る」「聞く」「読む」―そこから見えてくる歴史の光と影。韓国をより身近にする14の物語。
目次
朝鮮の土となった日本人―浅川巧、その兄伯教と柳宗悦
朝鮮系渡来人―万葉歌人の山上憶良と文官・鬼室集斯
韓流歴史ドラマ 史実とドラマの差違
海洋王国 中世の朝鮮―海商・張保皋と海将・李舜臣を中心に
『朝鮮詩集』のこころ―金素雲。その長女、孫の三代記
九州、沖縄のなかの朝鮮文化
降倭・沙也可と鉄砲
朝鮮通信使と李退溪―朝鮮朱子学が日本にもたらしたもの
日韓 食の交流史(上)―朝鮮通信使と在日コリアンの影響力
日韓 食の交流史(下)―秀吉、家康の残した「懸け橋」
閔妃暗殺と藤勝顕
植民地時代の政略結婚―李垠と梨本宮方子、宗武志と徳恵姫
江華島探訪とゆかりの人たち
日鮮同祖論―喜田貞吉、金笠と山頭火
著者等紹介
嶋村初吉[シマムラハツヨシ]
1953年、大分県・佐賀関生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。奈良新聞社、産経新聞社を経て、西日本新聞社へ。西南学院大学非常勤講師。西日本新聞天神文化サークル講師。「九州の中の朝鮮文化を考える会」を主宰し、アクロス福岡編纂委員会委員、宮本常一を語る会主幹世話人などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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