事件現場清掃人が行く

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784870319943
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

内容説明

この世の後始末、引き受けます。高齢化社会、自殺者3万人、無縁社会と孤独死…誰かがやらねばならない仕事がある!「今もどこかで誰かが私を待っている」事件現場清掃人からのリアル“おくりびと”。

目次

第1章 孤独死の現場
第2章 自殺の現場
第3章 特殊清掃という仕事
第4章 天職
第5章 事件現場清掃人への道
第6章 事件現場清掃ビジネスの可能性
第7章 死のスタイル

著者等紹介

高江洲敦[タカエスアツシ]
1971年沖縄県生まれ。料理人、内装業者、風俗店専門リフォーム職人などを経て、自殺・孤独死・殺人現場などをあつかう「事件現場清掃会社」を設立する。これまでに立ち会ってきた事件現場は一〇〇〇件を超す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユザキ部長

83
死は誰にも訪れる。たまたま死の形がちがってしまっただけ。自殺も孤独死もある。腐敗腐臭、糞尿、ウジ、などの中で当然後始末をする人間は必要。残されたご遺族、亡くなった本人の為に完璧なリフォームを行う。感謝追求。このささかやかな仕事をぶりを少しでも多くの人に知ってもらいたい。高江洲敦さんの半生。2015/05/17

あじ

58
人型に残る血液と体液は、床下まで染み出るという。事件現場清掃人の仕事の大半は、孤独死と自殺でごく稀に殺人現場を手掛ける。人はどんなタイミングで死を迎えるか分からない。死後の処理は誰かに頼らざるおえないもの。葬式の費用の準備だけでは、充分とは思えなくなりました。お金の問題が死後も付きまとい、己の死の不始末さをあの世から悲しく眺める事になるかもと考えると身震いが止まりません。この職種はまだ新しく、素人に毛が生えた会社も存在すると言います。死者に哀悼と敬意を持ち、仕事を完遂する高江洲さんはこの世で最後の助け人。2014/10/31

キムチ27

44
以前、遺品整理の業者本を読んだが、それ以上に凄いとしか言いようもない業務。表紙がそれを語る・・この中に何がある! 孤独死、無縁社会とワンフレーズは増えているが他岸の火事と思う人も少なくない。介護予防で一番のリスク多発が50~60歳代。事件もそこに集中とある。 ひょっとして筆者が直接執筆していないのではという感もあるが云わんとするところはわかる。同じセンテンス、フレーズの繰り返しが多いのは伝えんとする熱意か。誰もやらねば俺がやるしか・・という姿勢には返す言葉もなく頭を上げられぬ。2014/02/19

mazda

42
自殺や孤独死で亡くなった方の部屋を片付けにおいもなくすというのは、並大抵の精神力ではできないと思います。高江洲さんは、本当に尊い仕事をなさっているのだと思います。小さい頃に妹さんを亡くされているというエピソードが、とてもじんときました。2013/02/09

瑪瑙(サードニックス)

40
夫の叔父もこの表紙と同じで新聞がたまっている事から発見された。高江洲さんには頭が下がる。簡単に出来ることではない。亡くなった本人は良いけれども残された遺族や大家さんには本当に迷惑がかかる。独り暮らしの人は自分にもしもの事があった時の事を考えて手を打っておいて欲しいと思ってしまった。一番の被害者は大家さんだ。しかも心の優しい人が特に。遺族だって付き合いのない親戚の後始末なんてしたくない。申し訳ないけど。2023/01/09

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