内容説明
終わりなきいがみ合いの背後には、巨大な影の存在があった!日韓併合100年(’10年8月)を前に熟達のノンフィクション作家が徹底解剖。
目次
第1章 日韓「心」の風景
第2章 原理主義の韓国、リベラリズムの日本
第3章 地位の逆転
第4章 虎の威を借りていた日本と韓国
第5章 北朝鮮
第6章 日韓の古代史奪い合い
著者等紹介
小滝透[コタキトオル]
1948年京都生まれ。ノンフィクション作家。京都市立紫野高校卒業。金沢大学法文学部中退。サウジアラビア王立リヤド大学文学部アラビック・インスティテュート卒業。文化・宗教・歴史などの幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けん
2
うーん 精神分析的なアプローチが歴史や国家の分析にも可能、という筆者の主張の 妥当性について、私には判断できるだけの準備はないんだけど、 個人的には日韓関係の本としては、小室直樹、小倉紀蔵以来、面白く読めた 韓国とかかわっていると、時に陥る理解不能な事態 それに対して納得のいく説明をしようと試みているという点で、 日韓関係を水平に考えようとしている人は、読んでも…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2012/02/13
芸術家くーまん843
2
「反日嫌韓の謎88」小滝 透 飛鳥新社http://amazon.co.jp/o/ASIN/4870319462/mag06-22/ref=nosim/なぜ、韓国は反日なのか、ということを検証した一冊。まず、基本として韓国と中国は、儒教(朱子学)社会であるということです。つまり、上に立つ者に下の者は逆らえない。もちろん?格下の日本は、中国、韓国に逆らってはいけないのです。<何せ今まで、格下の弟分とばかり思っていた日本が、いきなり自己を圧倒し、あまつさえ父とも慕う中国を打ち破ってしまったのだから。し2013/11/21
ととむ
1
極度に左右に偏らないポジションどりの文化論。現代史の教育不足がおかしな(極端な)史観を生む気が…2014/08/17
izumiy
1
相変わらず自分の中で色んなことが解決してなくて、もやもやは消えないけど、私の長い間のつっかえを少し取り除いてくれました。 特に「韓国人の情緒構造」っていう本をベースに書かれてる部分は、すっごく理解しやすくて、納得ができた。 こうゆう系統の本を買う時に一番迷うのは、作者がどう傾いてるかなんだけど、この本の作者は傾き方が右とか左じゃなくて、なんだかよく掴めなかった。二国について考える度に思うことはたったひとつです。 真実が知りたい。 立場によって歴史さえも二面性を帯びてしまう。 その多面を知りたい。 2009/11/22
しぇるぱ
0
基本は見開き2ページでコラムを連ねるスタイルの88篇です。基本は見開き2ページでコラムを連ねるスタイルの88篇です。第1章日韓「心」の風景 第2章原理主義の韓国、リベラリズムの日本 第3章地位の逆転 第4章虎の威を借りていた日本と韓国 第5章北朝鮮 第6章日韓の古代史奪い合い こんな構成ですが、昔話が多過ぎる。扶余・高句麗・新羅・百済時代がそんなに重要なことなんですか。これだけの分量なのに、戦後に韓国・北朝鮮が建国してからのコラムが少なすぎる。けっこう、著者の視点は高いのですよ。教えを垂れる感じが満々なん2015/03/07