内容説明
絶好調の中国には日本人が知らない弱点がある!!バブル崩壊・環境汚染・核兵器…。「逆説の日本史」の著者が、現代中国が抱える問題を鋭く抉り、中国崩壊を大胆予測。
目次
第1章 止まらない中国の暴走
第2章 共産主義と思想弾圧
第3章 親中派の懲りない人々
第4章 中国崩壊のシナリオ
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS入社後、報道局(政治部)記者時代に『猿丸幻視行』にて第26回江戸川乱歩賞を受賞(26歳)。31歳で退社し、以後作家活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓し、週刊ポスト連載の「逆説の日本史」は600回を超えてなお回を重ねている
波多野秀行[ハタノヒデユキ]
1967年、京都府生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。芳文社「まんがタイムラブリー」でデビュー。「ビッグコミック・スピリッツ」などの青年誌、一般誌で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちさと
17
日本にとってのリスク国・中国の止まらない暴走から破壊への道(本書は2006年のものです)を、傲慢な政治志向である中華思想を軸に描かれています。一次情報すら入手困難な中国情勢なのでどこまで信憑性があるのか少し不安ですが、大学時代の中国人は中国での官僚への賄賂は当たり前と言っていたし、野菜は海外旅行のお土産で買って帰ってた。中国に行けばSNSもGoogleも繋がらない。日本の生ぬるい政治家が対等にやり合える相手じゃないなぁ。2018/08/11
もくもく
4
ふらりと立ち寄ったブック・オフにて購入、2006年出版のマンガ(井沢元彦原作)です。他意はないのですが、このところ続けて「中国崩壊」って本ばかり読んでいます。最近は「中国経済のバブル崩壊も近い」と言われていますが、あの国の指導者は大変に微妙なバランスで国家運営を行っているんだろうな~と思い…隣国の市民としては、できることならソフトランディングをお願いしたいものであります。2014/05/03
Stair512754
3
何故か家にあったので読んでみた 井沢さん、相変わらずの井沢節ですが マンガなので読みやすい 入門編としては申し分ない 特に儒教の精神と中華思想が共産主義とマッチしたという見方は分かりやすかった 結論「権力は腐敗する」のですな2023/05/16
ねぎとろくん
2
中国共産党は中国唯一の政党であるが、この党員には一部のエリート層しかなれない。人口13億人の中国国民のほとんどは政党員ではなく、農村でかなり貧困な暮らしをしている。共産主義といえば、全国民平等を目指す社会制度だがこの制度維持にはやはり優秀な人間が上に立って資源を分配する必要がある。上に立てば、いくら始めは立派な意識で平等を目指すとはいえ結局腐敗し、私利私欲のために金と権力を使うようになる。中国は共産主義国家だが、結局富は再分配されず、さらには資本主義制度が敷かれるという謎の状態である。結局農民から作物を2023/10/08
クリ
2
中国の崩壊という文字が目にとまり図書館から借りて読んでみた。2006年に書かれた本だ。経済発展重視の中で環境汚染が進み、都市部と農村部の貧富の格差が拡大し、一党独裁の共産主義体制では一部のエリートによる国の支配により腐敗をもたらした。 中国古来からの中華思想、官尊民卑の考えが現在も根底にあるとするとこれから先の中国の行く末を案じずにはいられない。2018/06/20