内容説明
何でも民営化すればうまくいく―アメリカの言うことは何でも聞く―短絡的な議論や政策ばかりが横行する経済「手詰まり」状態の日本に、アメリカに都合の良い「グローバルスタンダード」の嘘と欺瞞を暴き、本当に日本国民の利益を守るための新たな価値観を提案する、各界注目の書。
目次
第1章 日本を襲うデフレ不況に脱出口はあるか
第2章 「日本対アメリカ」―利益の衝突
第3章 郵便局と競争至上主義
第4章 ケーススタディ・民営化先進国ニュージーランドの後悔
第5章 嘘と幻想の「グローバルスタンダード」―神野直彦教授(東大経済学部)に聞く「郵便局を民営化してはいけない理由」