ヒトラー爆殺未遂事件1939―「イデオロギーなき」暗殺者ゲオルク・エルザー

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ヒトラー爆殺未遂事件1939―「イデオロギーなき」暗殺者ゲオルク・エルザー

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560094730
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

英雄か? テロか? 牙をむいた一匹狼の物語

 「戦争を回避したかった」と供述した男は、質朴な家具職人で、単独犯だった。ナチの犯罪性を見抜き、世界の破局を確信していた暗殺者の生涯、事件の深層に迫り、歴史的評価を示す。
 1939年11月8日、21時20分、ミュンヘンのビアホール「ビュルガーブロイケラー」で時限爆弾が爆発し、8名死亡、63名負傷した。折しもヒトラーがミュンヘン一揆の記念演説を例年よりも早く終え、会場を去ったわずか13分後だった。同日、スイス国境で男が逮捕された。彼こそヒトラー爆殺未遂犯、36歳のエルザーだった。
 エルザーは、1944年ヒトラー爆殺に失敗した国防軍将校シュタウフェンベルクと異なり、貴族でもエリートでもなかった。犯行を自白したが、共産党組織に名前だけ属していただけの「イデオロギーなき」人物で、その背後にはいかなる組織、共犯者、支援者もなかった。しかしナチの目論見は、エルザーを「英国スパイ」としてプロパガンダに利用し、戦後に見世物裁判を開くことだった。
 本書は、独のノンフィクション作家が、エルザーの人格と行動を、丹念な取材と最新研究に基づいて見事に再現し、近年の歴史的位置づけにも言及する。

内容説明

「戦争を回避したかった」と供述した男は、質朴な家具職人で、単独犯だった。ナチスの犯罪性を見抜き、世界の大破局を確信していた「孤独な暗殺者」の生涯と事件の深層に迫る!

目次

逮捕
暗殺
尋問
一つの民族、一つの国家、一人の総統
自白
ゲシュタポの機密案件
ケーニヒスブロン時代
異郷への旅立ち
「ドイツの村」への帰還
決断、そして計画
夜毎、ホールにて
「強度の尋問」
保護拘禁囚Eの死

著者等紹介

オルトナー,ヘルムート[オルトナー,ヘルムート] [Ortner,Helmut]
1950年生まれ。ドイツで最も著名なノンフィクション作家の一人。植字工としての修業を積んだあと、オッフェンバハ造形大学にてグラフィックデザインを学ぶ。その後はジャーナリストとして活動、雑誌「ジャーナル・フランクフルト」の編集者となり、後に編集長を務める。ヒトラーとナチスドイツおよび戦後ドイツの過去との取り組みを検証するものを中心に、20冊を超える書籍で知られる。フランクフルトを拠点に活動

須藤正美[ストウマサミ]
1956年生まれ。東京都立大学人文学部博士課程単位取得満期退学。ドイツ文学、特にカフカをはじめとするユダヤ系文学者の作品、ドイツ人とユダヤ人の関係史などを研究。早稲田大学(2010年まで)、中央大学、明治大学、慶應義塾大学などで講師を務める傍ら、文芸・実務翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

115
1939年11月にヒトラーが死んでいれば、あの破滅的な第二次大戦も絶滅収容所の悲劇もなかった。この年に限って演説を切り上げていなければ、第三帝国は終わっていたのだ。あと少しで歴史を大きく変えた事件が敵国や反政府組織ではなく、戦争を阻止したいと願った一職人の単独犯だった事実を秘密警察が信じられなかったのも無理はない。しかし対象が絶対悪とされる独裁者だったので、今日では学校や広場の名前にまでなっているが、やったことは911の自爆犯と本質的には変わらない。勝者の書く歴史次第でテロリストは英雄にも犯罪者にもなる。2022/12/23

ステビア

28
寡黙で有能な家具職人はいかに国家指導部の排除を目論むようになったのか。暗殺が成功していたら? 無事逃げおおせていたら? 無事ドイツ敗戦を迎えていたら? 考えは尽きない。2023/08/17

yutan2278

21
1939年11月8日に起こったヒトラー暗殺未遂事件の犯人、ゲオルク・エルザーについてのルポタージュ。 天候悪化により空路から列車に切り替えてベルリンに戻ることになったヒトラーは、ビュルガーブロイケラーでの演説を予定より早く切り上げることにより、爆発から間一髪逃れることになる。この暗殺未遂事件は、組織的なものではなく、1人の男が引き起こしていた。犯人のゲオルク・エルザーが爆破事件を決行したのは何故なのか? もしも暗殺が成功していたら、歴史は変わっていただろうと思うと、とても複雑な気持ちになります。2023/06/03

takao

1
ふむ2024/11/24

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