内容説明
誤読されてきた作家の真の魅力を探るエッセイ集。
目次
1 パリを目ざした青年(人はいきなり“文豪”になるわけではない;イメージの呪縛;ヘミングウェイを“坊や”と呼んでいた女性;アグネスとの恋;カルディナル・ルモアーヌ通り七十四番地 ほか)
2 落日まで(パリの覚醒;スペインの衝撃―『日はまた昇る』の誕生;キー・ウエストの憂鬱;キューバの落日)
エピローグにかえて(三男グレゴリーはなぜ女子監房で死んだか)
著者等紹介
高見浩[タカミヒロシ]
1941年、東京に生まれる。雑誌編集者を経て、翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
梅子
5
          
            高見先生のヘミングウェイ愛が溢れ出る素晴らしい一冊。アメリカでの幼少期、パリ時代、キーウェスト時代、キューバ時代、そして再びアメリカに戻って自殺するまで、時系列にそって出来事を解説し、偶像的な「パパ・ヘミングウェイ」のイメージを取り払った素のアーネストに迫ろうという感じが好印象だった。「ヘミングウェイの言葉は、その一語一語が、清流の底から拾い上げたばかりの小石のように人を打つ。」というマドックス・フォードの美しい言葉が紹介されていて、これからはもう清流の中の小石を見ただけでヘミングウェイを思い出すだろう。2025/08/24
          
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